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連続ボッキボキ小説 『偽善者よし子』 #2

2010.09.20 08:31  偽善者よし子

狂虎とは家が近所で、幼稚園の頃からずっと一緒だ。中学校に入ってからは別々に登校しているが、小学校の頃は6年間一緒に登校していた。
だからと言って仲が良いわけじゃない。いや、前は良かった。親友だった。


あの事件が起きるまでは。


殺してやりたい。殺してやりたい。殺してやりたい。殺す。殺す。絶対殺す。

「どうしたの、良子?」

私は我に返った。

「・・・えっ、あ、ごめん!ちょっと考えごとしてた」

「ああ、そうなんだー。いまスゴくコワい顔してたよ!?」

「そ、そう?ごめんごめん・・・」

焦った。私ってすぐ顔に出るからなー。まあ「殺したい」なんて言葉までは顔には出ないだろうけど。

狂虎は休み時間になると、高確率で私の席までやってくる。自分のクラスにも友人がたくさんいるのに、わざわざ隣のクラスの私のところにくる。そして狂虎が一方的に喋りまくる。その内容は芸能ニュースがほとんどで、芸能人の誰と誰が付き合ってるとか離婚したとかそんなのばっかり。たぶん今日もそれ系の話をしにきたんだろう。

狂虎は笑顔で言った。
「あのね、すごいニュースがある!」

やっぱり。
私も笑顔で言った。
「うそー!なになに?」


狂虎は言った。

「セフトくんがうちの学校に転校してくるかもしれないの!」

「・・・えっ」


私は思わず声を詰まらせた。
なぜなら、その「セフトくん」こそ、あの事件のきっかけとなった人だから。



= つづく =
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テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

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連続ボッキボキ小説 『偽善者よし子』 #1

2010.09.12 11:41  偽善者よし子

私の名前は良俵良子(よしだわらよしこ)。私立ボッキボキ中学校の2年生。
名前には「良」という漢字が2つも入ってるけど、私は全然良い子なんかじゃなくて、むしろ悪い子だと思う。まあ自覚があるだけマシかな。

さっきも通学時のバスの中で、おばあちゃんに席を譲ってしまった。

世間一般では、これは良いことだと思われてるけれど、私はそうじゃないと思う。なぜなら、

理由その1:おばあちゃんに「あなたは年寄りだ」と言ってるようなものだから
理由その2:立ってるほうが筋力が鍛えられてリハビリになり、結果的に長生き出来るから
理由その3:座席にウイルスがついていたら感染するから

など。

そうは思いながらも、「おばあちゃん、どうぞ」なんていかにも良い子ぶった言葉で誘導して座らせてしまい、「ありがとうね」なんて感謝の言葉までもらってしまった。
あーあ、朝から罪悪感でいっぱいだよ。おばあちゃん、ごめんね・・・。

・・・そんなことをボンヤリ考えてたら1限目終了のチャイムが鳴った。

「おーい、良子ー」
隣のクラスの友人、蛇瓦狂虎(へびがわらきょうこ)が私の机の前に走ってやってきた。

私は狂虎が大嫌いだ。殺してやりたい。



= つづく =

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